卓球による怪我は、細かくて激しい手足の動き、左右の身体のひねりなど、卓球の特徴的な動きが原因で障害が発生します。
卓球では大きなケガは多くはありませんが、繰り返し同じ動作を行うことが多いため、同じ部位に疲労が溜まりやすく、
特に腰は捻る動作が多いため負担が大きく、腰の痛みが出やすいスポーツであるといえます。
腰痛は最も多く発生するもので、筋肉の疲労から来る軽い腰痛のほか、腰椎分離症、腰椎椎間板ヘルニアと言ったものもあります。
また激しいラリーで膝をひねってしまい靭帯損傷・断裂、半月板損傷。無理な姿勢からくり出すストロークの反復で、肩周辺に障害を起こし、上腕二頭筋腱炎や腱板炎を起こすことあります。
捻る動作が多い腰のケガが多発する卓球では、特に腰の痛みには様々な原因がありますが、中でも気をつけなければならないのが「椎間板(ついかんばん)が原因の腰痛」です。
「椎間板が原因の腰痛」は、腰椎の間にある椎間板が、踏み込んだ衝撃や捻りのストレスにより圧迫され、椎間板の一部が外に飛び出してしまう状態のことをいいます。
この飛び出した部分が腰の神経に触れたり神経を圧迫したりすることで、腰の痛みやお尻の痛み、脚の痛みやしびれを引き起こすのです。
ひどくなると、寝た姿勢から起き上がれないなど姿勢を変えるのが困難になり、日常生活でも支障をきたします。
当院では整体、鍼灸治療、テーピング、超音波治療、骨盤矯正などの治療をしていき、
練習後の体のケア、試合当日までパフォーマンスを落とさないようにする治療など様々な形で施術をしています。
リオオリンピックでとても素晴らしい成績を残した日本代表。卓球が盛んになっている今、体のコンディションを整え充実させていきましょう。