Blog記事一覧 > 帝王切開後の産後の骨盤矯正 > 帝王切開後の産後の骨盤矯正 春日部ケアメディカル鍼灸整骨院
帝王切開の人も骨盤は緩みます。
何故骨盤が緩むのか?
答えは骨盤が緩むのはホルモンの影響です。
帝王切開をする妊婦さんにも通常分娩と同様「リラキシン」という女性ホルモンが分泌されています。
帝王切開で出産する場合、通常分娩のように赤ちゃんが骨盤を押し広げて、出てくるということはありませんが、帝王切開するギリギリまで赤ちゃんは、普通分娩と同様に赤ちゃんは下に下にと降りてきています。
つまり、骨盤を広げるような中からの圧力は普通分娩でも帝王切開でも同様にかかっているのです。
なので、妊娠中に分泌される「出産のために骨盤や関節を緩めるホルモンはしっかり分泌されているので、骨盤は普通分娩であっても帝王切開であっても緩みます。
しかし、お腹には傷がある為に、骨盤ニッパーや産後ベルト『床ちゃんベルト』(術後)はすぐにすることは出来ません。
特に帝王切開の場合は、骨盤は普通分娩と変わりませんが、傷口の治癒に時間がかかります。
帝王切開後は、切開した部位の傷に負担がかからないようにしなければなりません。
傷口自体も数日掛けて閉じていくので、 回復が目覚ましいこの間に余計な圧力で負担をを掛けてしまうことによって、血流を妨げると同時に回復を遅らせる結果になってしまいますで、傷口が落ち着いてから始めるのが理想的です。
最低でも産後1ヶ月は体を休める事を中心にまずは傷を治すことに専念しましょう。
また、帝王切開した場合、お腹を切っているため、腹筋に力が入りません。
日が経つとともに腹筋にも力が入るようになってきます。
日があけばだんだん筋肉は衰え始めますし、傷口は硬化していきます。
初めは力も入りにくいですが、少しずつ痛みにも慣れてきます。
慣れてきた頃にから、ストレッチと筋肉強化が必要になってまいります。
産後2か月からのケアが理想的
傷口、精神面、肉体面、生活サイクルが落ち着いてくる産後3か月頃から4ヶ月頃から始めるのが理想的、と言われているようです。
それまでの間はやはりどうしても傷口が落ち着かず、洋服の一部が当たるだけでも気になるようなレベルだと思うので、まずは「骨盤矯正下着」などを着用してその後骨盤矯正に入る方がいいようです。
自然分娩の方が大きいように感じますが、実は帝王切開の方が母体への影響は大きいんです。
帝王切開の場合、傷の回復具合などで入院期間も長くなります。
産後は、傷の回復具合に合わせると事が必要です。
痛いのに無理に骨盤矯正をしても、その時は元の位置に戻ったように感じますが、なによりも痛みが自然に姿勢に影響して、悪い影響しか与えません。
通常分娩でも産後の2か月で「床上げ」と言われますよね。
帝王切開の場合だと傷の回復具合も考えて、骨盤矯正は産後3か月頃から4ヶ月頃から始めるのが理想的です。