ランナー膝とは膝の外側が痛くなることで、腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)の事を指します。
名前のごとくランナーに多く起こります。走る競技だと誰にでも起こりえる疾患なので、当院にも多くの患者さんが来院されます。
陸上競技には走りこみは欠かせません。特に長距離走の選手の方ですと、毎日何キロ、何十キロと走りこんでいるかと思います。
しかし、練習前後のストレッチやケアを怠っていると、膝にばかり負担がかかってしまってランナー膝というスポーツ障害を起こしてしまうことが御座います。
膝というのは陸上競技をするときだけではなく、普段の生活でも身体を支える大切な役割をしておりますので、もし痛みが出てしまうと不便を強いられることにもなってしまいます。
走っているときだけに痛みがあるという状態から、放っておいたために、歩くだけでも立ち上がる際にも痛みが出てきてしまうほどに悪化してしまうということも御座いますので、出来るだけ早めに治療を受けるようにしてください。
また、膝の痛みはかなり悪化させてしまって変形を起こしているような状態ですと、元に戻すのが難しくなります。こうなってしまったら、陸上どころでは無くなってしまいますので、この先も思い切り走れる健康な状態を保つためにも治療をオススメいたします。
毎日走っている方は、一日でも休みたくないという気持ちがあるかも知れませんが、早い完治を目指すのであれば、練習を休み陸上治療に専念することが大切です。